「ルームサービス、クレームを入れる」覚えておきたいホテル滞在の英会話
飛行機に乗ってはるばるやってきた海外のホテルで、快適に滞在できるか、できないかというのは実はとても大切なことなんですが、必ずしも期待通りはならないのが海外のホテル。
予約した時にみた写真とイメージが違う!とか、お湯がちゃんと出ない!なんてことは、実は海外のホテルではごく当たり前に発生しうるんですね。
昼間はほとんど観光で外に出てしまっているので、ホテルは寝るだけだから…みたいなケースでも、快適なホテルの滞在は、その成功のカギでもあるんです。
ルームサービスの注文の仕方、万が一のトラブルに備え、いざという時のクレームの入れ方、トラブルの対処法など、快適な滞在に欠かせないホテル滞在の英会話をパターンで紹介していきます。
ルームサービスを利用する
ルームサービスを依頼するフレーズ
- Room service please.
- ルームサービスをお願いします。
ルームサービスは部屋の電話から内線で注文しますが、ルームサービス直通がある場合は単純にOrder please.でOKですが、直通が見当たらなくて、フロントに依頼する場合などは、Room service please.の方がいいですね。
I’d like to ~.を使って丁寧に伝える言い方も覚えておきましょう。
- May I help you?
- ご用命を承ります。
- Room service please.
- ルームサービスをお願いします。
- I’d like to order please.
- 注文をお願いします。
注文するフレーズ
- I’d like a coffee please.
- コーヒーをお願いします。
「注文しますよ!」という意思が伝われば、次に必要なのはメニューの注文ですね。
注文には、以下のような定番フレーズが使えます。
I’d like (注文するメニュー).
I’ll have (注文するメニュー).
Can I have (注文するメニュー)?
場面に応じて、使い分けができるよう、しっかり習得しておきたい定番フレーズです。
- What would you like to order?
- 何をご注文されますか?
- I’d like a coffee please.
- コーヒーをお願いします。
- Would you like milk and sugar for your coffee?
- コーヒーにミルクと砂糖はいかがですか?
- 1 milk and 2 tbsp. of sugar please.
- ミルク1つと砂糖2つでお願いします。
注文を終えるフレーズ
ルームサービスに限らず、レストランなどの注文の際には、たいてい最後にAnything else?「他に注文はありますか?」と聞かれます。
他に注文するものがなければ、このフレーズで注文を終えることが出来ます。
- That’s all.
- 以上です。
- Anything else?
- 他にはなにかございますか?
- That’s all.
- 以上です。
- That would be all for now.
- とりあえず(今のところ)以上です。
That would be all for now.は、「まだ後から追加で注文するかもしれないな」という時に使うといいですね。
ルームナンバーを伝えるフレーズ
- Room seven-two-five.
- こちらは725号室です。
注文を終えると、ルームナンバーを聞かれます。ルームサービス側には内線番号で既にルームナンバーが伝わっていることもありますが、念のため、英数字で自分の部屋番号を言えるようにしておきましょう。
このような場合は、「セブンンハンドレドトゥエンティ…」などと言う必要はなく、単純に「セブン-トゥ-ファイブ」と数字の並びを伝えればOKです。
- Room number, please?
- ルームナンバーをお願いします。
- Room seven-two-five.
- こちらは725号室です。
- OK. We’ll bring it in ten minutes.
- 承りました。10分程でお持ちします。
ルームサービスの配達から支払いまでの会話フレーズ
- Please come in.
- どうぞ、入ってください。
ルームサービスを部屋に招き入れるフレーズです。come inで「中に入る」という意味です。
- Knock knock…Room service.
- コンコン・・・ルームサービスです。
- Please come in.
- どうぞ、入ってください。
- Put it on the table please.
- テーブルの上に置いてください。
ルームサービスの係が部屋に入ってきたら、勝手にテーブルの上にメニューを置いてくれるのですが、念のため、このフレーズも覚えておくと何かと便利です。
- Good afternoon. Here’s your coffee.
- こんにちわ。ご注文のコーヒーでございます。
- Put it on the table please.
- テーブルの上に置いてください。
- Please charge it to my room.
- (代金を)部屋代につけておいてください。
ホテルで利用するサービスは、ルームサービスに限らず、部屋代につけておくことができますが、「部屋につけておいて」という表現がこちらです。
ルームサービスやレストランを利用する度にいちいち支払うのが面倒ならば、このフレーズを覚えておいて、チェックアウト時にまとめて支払できるようにしておきましょう。
- Here is your bill.
- こちらが伝票になります。
- Please charge it to my room.
- (代金を)部屋代につけておいてください。
外線電話を使用するフレーズ
- I would like to make an International call.
- 国際電話をかけたいのですが。
覚えておきたい外線電話の英単語
- make a phone call 電話をかける
- an international call 国際通話
- a local call 市内通話
- a long-distance call 長距離通話
ホテルでのトラブル、クレーム
海外のホテルでは、国、都市によっても違いはあるものの、仮に5スターホテルであったとしても、お湯が出ない、ぬるいなんてレベルは多々あったりします。
これが中堅ホテルともなれば、お約束と言ってもいいかもしれませんね。
もちろん、クオリティはクラスや値段に比例するので、ある程度覚悟が必要な場合もありますが、あきらかに壊れているなど、当然提供されてしかるべきクオリティが担保できていない場合は遠慮なくクレームを入れましょう。
海外では、日本では当たり前と期待されるサービスが、必ず提供されるとは限りません。
きちんと権利として主張しなければならない時も多々ありますので、泣き寝入りなどせずに、クレームの入れ方を習得しておきましょう。
ホテルへのクレームを入れる代表的なフレーズ
- The hot water is not running.
- お湯が出ません。
- There is no hot water.
- お湯が出ません。
- The hot water isn’t hot enough.
- お湯がぬるいのですが。
- The air conditioner doesn’t work.
- エアコンがつきません。
- The light doesn’t work.
- ライトがつきません。
- The TV doesn’t work.
- テレビがつきません。
- The toilet doesn’t flush.
- トイレが流れません。
- The room isn’t clean.
- 部屋が汚れています。
水が流れないは、The water is not running. 機械類が壊れているは、(TV、エアコンなど) doesn’t workで大体表現できます。
汚れているは、dirtyやisn’t cleanで表現できます。
「水が流れない、壊れている…」と現状の状態を伝えたら、次に言うのはもちろん「直して!」のフレーズです。
- Would you fix it now?
- すぐに直してもらえますか?
- Would you send someone to fix it now.
- 修理する人を誰かよこして頂けますか?
- Could you clean my room?
- 部屋をきれいにもらえますか?
- My room number is seven-two-five.
- 私の部屋は725号室です。
部屋の状態があまりにもひどい、この部屋じゃいや!という場合は、ダイレクトに部屋を変えてと依頼してしまってもいいかもしれません。
あきらかにホテル側に非がある場合は、当然対応してくれるはずです。
とは言え、そんな喧嘩腰に変えろ!などとはいわず、I’ll likeを使って、丁寧に依頼しましょう。
チェックインして、部屋を案内されたはいいが、「もうちょっと眺めのいい部屋がいい」なんて時の部屋チェンジの依頼にも使えますよ。
- Would you give another room please?
- 他の部屋にしていただけませんか?
- Would you give another room, please?
- 他の部屋にしていただけませんか?
- I would like to change the room.
- 部屋を変えてもらいたいのですが。
カギを閉じ込めてしまった時のフレーズ
- I left the room key in my room.
- 部屋に鍵を置き忘れました。
オートロック式ドアの部屋のカギを持って出るのを忘れてしまった…なんてことはよくあることですね。
締め出されてしまった場合はフロントに行ってこのフレーズで開けてもらいましょう。
- I left the room key in my room.
- 部屋に鍵を置き忘れました。
- I’m locked out.
- 部屋を締め出されました。
s
日本語ができる担当者を依頼するフレーズ
- I’d like to talk to someone who speaks Japanese.
- 日本語ができる人と話をしたいのですが。
「状況が込み入ってて、英語では説明できない」なんて場合は、このフレーズで日本語ができる担当者を呼んでもらいましょう。
必ずしも日本語ができる担当者がいるとは限らないのですが、覚えておけば、ホテルに限らず、空港、レストラン、観光地など、様々な場面で、「日本語ができる人」を指名することが出来ます。