保存版!災害、事故など非常事態の英会話、英語フレーズ
この度の北海道地震、大阪の台風の被害を受けられた皆さま、心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧、復興をお祈りいたします。
災害大国の日本において、地震、台風などの自然災害に見舞われるリスクはどの地域に住んでいても避けることはできません。
その土地に長く日本に住む日本人ですら、このような災害に見舞われた際には、どうしていいかわからなくなるのが現実ですよね。
まさに大阪の台風と北海道の地震のダブルパンチに見舞われた最中、こんなツイートが流れてきました。
北海道での地震と台風21号により被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。非常時に使える英語フレーズをリンク先にてご紹介しています。
英語の情報が少なく困っている外国の方に一声をかけてみませんか?#北海道#北海道胆振東部地震#台風21号https://t.co/rCRPNaWini pic.twitter.com/3mT4eZi68j— ブリティッシュ・カウンシル英会話スクール (@BCJapanEnglish) 2018年9月7日
プリティッシュ・カウンシルは、英国の公的な国際文化交流機関で、日本向けには英会話スクールの運営を中心とした英語学習支援、英国留学、英語資格情報などを配信しています。IELTS関連の情報も充実しています。
このツイートを見た時、はっとしました。
このような大規模な災害に万が一見舞われてしまったとしたら、その地域に暮らす日本人ですら、どうしていいかわからないというのに、日本語が十分ではない在留の外国の方々はもっと不安な思いをされていることでしょう。
日本人であれば、日本語で情報収集できますから、2次、3次災害のリスクを避けることも可能かもしれませんが、それすらできない可能性もあります。
現在日本には、留学や仕事、観光などで住む、滞在している外国の方々も多くいます。
その地域に住む外国の方々は、同じように被災し、日本人以上に支援も救済も受けられずに困っているかもしれません。
まさにご自身が被災されている最中ではムリかもしれませんが、もし余裕があり、身近でそんな外国人を見かけた際には、お声をかけてみてはいかがでしょうか?
そうしたいけど、英語ができない・・・、なんて声かけていいかわからない・・・。
ここでご紹介するプリテッュ・カウンシルのWebサイトでは非常時に英語で声をかける様々なフレーズが紹介されています。
非常時の際に使える英語フレーズ(防災英語)by ブリテッュ・カウンシル
非常時の際に使える英語フレーズ(防災英語)English phrases in case of emergency from British Council, Japan on Vimeo.
ブリテッシュ・カウンシルから提供されているこのページには、以下のような場面で使える英語フレーズが紹介されています。
1)多様な状況の非常時で使える英語フレーズ
2)駅や電車に関する非常時の英語フレーズ
3)地震に関する英語フレーズ
4)電気に関する非常時の英語フレーズ
5)大雨・洪水に関する英語フレーズ
6)避難所で使える英語フレーズ
7)関連用語
一例をあげると、以下のようなフレーズが紹介されています。
1)多様な状況の非常時で使える英語フレーズ
病気、怪我など、メディカル・アシスタンスが必要なケース、非常時における様々な状況に対応する基本フレーズの数々が収められています。
何かお困りではないですか?
Do you need any help?お怪我されていませんか?
Are you injured?どこが痛いですか?
Where does it hurt?左ひざが痛いので、怪我したみたいです。
My left knee hurts – I think it’s injured.救急車を呼びましょうか?
Would you like me to call an ambulance?具合は大丈夫ですか?
Are you feeling OK?一番近くの病院は○○病院です。
The nearest hospital is ○○ Hospital.“引用:ブリテッュ・カウンシル 非常時の際に使える英語フレーズ(防災英語)”
3)地震に関する英語フレーズでは、こんなフレーズが紹介されています。
地震(an erthquake)は聞いたことがあるかもしれませんが、余震(aftershock)は是非、覚えておきたい単語のひとつです。
また震度を表す時に、日本ではmagnitude(マグニチュード)をよく使いますが、マグニチュードは地震の規模、大きさを示すもので、実際に自分が住んでいる場所の揺れの大きさは、intensity(インテンシティ)で表します。
地震だ!
It’s an earthquake!机の下に入って、頭を覆ってください。
Get under the table and cover your head.(すぐ後)地震がありました。
There’s been an earthquake.まだ揺れています。本棚から離れてください。
It’s still shaking. Stay away from the bookshelf.大きい揺れがくる!
There’s going to be a big earthquake!余震に気を付けてください。
Please watch out for the aftershock.余震が続いています。
Aftershocks are continuing.“引用:ブリテッュ・カウンシル 非常時の際に使える英語フレーズ(防災英語)”
5)大雨・洪水に関する英語フレーズでは、こんなフレーズが紹介されています。
大雨(rain heavily)、河川の氾濫、洪水(flooding)、土砂崩れ(landslide)、~に近づかない(stay away from ~)などの表現は覚えておきましょう。
今晩は大雨が予想されています。外にいる時は、気を付けてください。
It’s going to rain heavily tonight. Please be careful when you’re outside.外は大雨で水害の危険もあります。ホテルの外に出ないことを強くおすすめします。
It’s raining very heavily outside and there’s a risk of flooding. I strongly recommend you stay in the hotel.川は氾濫の危険があるので、近づかないでください。
There might be flooding, so stay away from the river.土砂崩れの危険がありますので、山に近づかないでください。
There could be landslides, so stay away from the mountains.“引用:ブリテッュ・カウンシル 非常時の際に使える英語フレーズ(防災英語)”
7)関連用語の関連用語では、怪我している(Injured)、避難する(Evacuate)、避難所(Shelter)など、災害時に使う関連単語が紹介されています。
これらは、日本で災害に合われた外国の方々に声をかけるのに有効であるだけではなく、海外旅行などで万が一、災害に巻き込まれた際に、逆に現地の人々に救済を求める、2次災害のリスクを避けるための情報収集にも使えるフレーズです。
ブリテッュ・カウンシルの非常時の際に使える英語フレーズ(防災英語))で全てのフレーズを見ることができるだけではなく、PDF版もダウンロードできますので、ぜひ入手して学習に役立ててみてください。
海外での非常事態に備える英語フレーズ
例えば海外旅行で、災害に巻き込まれるケースはそれほど多くはなくても、事故や病気、犯罪に巻き込まれるなどのリスクはゼロにはできませんね。
そんなリスクに備えておくことも、英語学習者には必要ですので、ここでは、非常事態に備えるYouTubeレッスンを2つご紹介します。
非常事態に使える10フレーズ
10 Phrases to Help You in an Emergency in English
YouTubeチャンネルLearn English with EnglishClass101.com から提供されているレッスンです。
このレッスンでは以下の10のフレーズが紹介されています。
Call 911!/ Call police!
警察を呼んでください!Do you have a fever?
熱はありますか?I lost my passport.
パスポートをなくしました。I think I ate something bad.
なんか悪いものを食べたみたいです。I need a doctor.
医者が必要です。I can’t find the way back to my hotel.
ホテルの帰り方がわかりません。Is there a pharmacy nearby?
この近くに薬局はありますか?Can you help me?
助けてもらえますか?I am lost.
迷いました。(迷子になりました。)I need an ambulance.
救急車が必要です。
危機に対処する非常事態の英語(フレーズ&ボキャブラリー)
Dealing with Crisis / Emergencies in English – English lesson ( Phrases & Vocabulary)
YouTubeチャンネルLearn English with Let’s Talkから提供されているレッスンです。
このレッスンでは、以下のフレーズが紹介されています。
Medical emergencies(病気、怪我など医療が必要な事態)
Call an ambulance!
救急車を呼んで!I need a doctor
医者が必要です。There’s been an accident.
事故がありました。Please hurry!
急いで!I’ve cut myself.
(刃物などで)切ってしまいました。I’ve burnt myself.
やけどをおってしましました。Are you OK?
大丈夫ですか?Is everyone OK?
みんな大丈夫ですか?
Crime(犯罪に巻き込まれた際)
Stop, thief!
待て、どろぼう!Call the police!
警察を呼んで!My wallet’s been stolen.
財布を盗まれました。My purse has been stolen.
財布を盗まれました。My handbag’s been stolen.
ハンドバッグを盗まれました。My laptop’s been stolen.
ラップトップを盗まれました。My phone’s been stolen.
携帯電話を盗まれました。I’d like to report a theft.
盗難に合いました(盗難にあったことを報告します。)My car’s been broken into.
私の車が押し入られました。I’ve been mugged.
襲われました。I’ve been attacked.
襲撃されました。
Fire(火事に巻き込まれた際)
Fire!
火事だ!Call the fire brigade!
消防隊を呼んで!Can you smell burning?
焼けてるにおいがする?There’s a fire.
火事があります。The building’s on fire.
建物が家事です。
海外においては、どんなに注意、警戒していようとも、様々なリスクがあることは、決して忘れてはいけません。
決して海外が危ない!とか言うつもりはありませんし、過剰に心配したり、警戒する必要ももちろんないのですが、いざという時の対処法をある程度身に付けておけば安心です。
特に日本人観光客が、スリや窃盗などの軽犯罪に巻き込まれるケースは多々あります。
このようなケースはある程度用心することで防げますが、災害や事故は避けようがありませんので、用心に加え、ここで紹介したような非常時の英語フレーズを使いこなせるようになっていれば、万が一の時にはきっと役に立つはずです。