初級者が英語学習を始める時に知っておくと効果が高まる3つのポイント

「英語ができたらなぁ」と思う人は沢山います。

「よし!英語を習得しよう!」と決意したとして、まず何から始めればいいか、皆目見当もつかずに、いつしかそんなモチベーションも消え失せてしまい、始める前に既に挫折…なんてケースも多いと思いますし、実際そんな例は沢山見てきました。

いまや英語の学習ツールは、昔からの学習本、英会話スクール、当サイトのような無料オンライン学習支援サイトやブログ、スマホアプリ、ポッドキャスト、オンライン英会話、海外留学など、様々な選択肢があります。

とは言え、逆に選択肢が多すぎて、まずどの学習ツールを選べばいいのか?どこから始めればいいのか?と迷ってしまうこともあるでしょう。

いきなり英会話スクールに通うってのもアリではあるのですけど、英会話スクールに通う予算なんていきなり用意できない!

こんな風に、いざ英語を習得しよう!と決意したとしても、初心者には難しい判断や選択、予算的な壁が立ちはだたっかりもしますよね。

ということで、当記事では、

過去英語を習得しよう!と決意はしたけど、そんな難題に阻まれ始められなかった
今まさに始めたいと思ってはいるけど、何から始めればいいか検討もつかない

という人向けに、効果的な学習の始め方、学習ツールの選び方を紹介していきます。

英語学習のターゲットを知る

英語学習のターゲットとは?
まず最初に理解しなければならないことは、どの学習ツールがいいか?とか文法は勉強し直すべき?とか聞き流しは効果ある?みたいな、方法論を探ることではないと言うことです。

私が英語を習得しょう!と思った時も、実はここから入りました。

何をどう勉強していいかわからず、とりあえず英会話スクールに入り、大金を払いプライベートレッスンを受け、学習本を何十冊も買い、当時利用できたありとあらゆる学習サービスを活用しました。

あの時の私に、この記事を見せることができたら、英語の勉強にかかった費用、期間は1/3以下に抑えられたでしょう(笑)

英語コミュニケーションに必要な4技能

本題に戻りますが、まず一番最初に理解すべきことは、

1.英語は、英語を使ってコミュニケーションをとるためのもの
2.英語の勉強の目的は、英語のコミュニケーションに必要なスキルを習得すること
3.英語のコミュニケーションに必要なスキルは、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能

ということです。

まあいたって当たり前に聞こえるんですけど(笑)、ここ大事です。

英語の勉強って、何をどう勉強していいかわからない!っていうのが実は一番のネックで、この問題は、英語の勉強を始める時に限らず、既に勉強を始めてる方ならわかるだろうけど、ある日突然、勉強の方向性を見失ったりもするんですよ。

要は、この英語を勉強する目的と4技能を高めるという当たり前のことがすっ飛んでしまい、学習ツールの性能に依存しちゃうんですね。

例えば、やみくもに英会話スクールに通っても、なかなか上達しない!なんて悩みはよく聞きますよね。

たいてい、英会話スクールに通いさえすれば、海外留学さえすれば、英語ペラペラになっちゃう!みたいな期待を持っていると思うんですけど、ただ通ってさえいれば、この4技能を素早く育成してくれるなんて万能な英会話スクールなど存在しません(笑)

世の中には、最短最速で英語が学べる!みたいなうたい文句の英語教育サービスもたくさんありますけど、それぞれの英語教育サービス、学習ツールって教えてくれること、学習できることって無限ではなく、その性能は限られているので、自分自身の「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能のレベルを常に意識しながら、どの技能を高めるために、どの学習ツールを使うのか?というバランス学習が大切です。

自動的にこの4技能を高めてくれる性能など、その学習ツールにもありませんが、逆に言うと、この理屈がわかっていれば、では、それぞれの技能をどの学習ツールを使ってどう高めていけばいいのか?という学習方法が自ずと見えてきます。

英語を最短、最速で習得したいなら、まずこの理屈を理解しましょう。

英語習得で大切なインプットとアウトプット

英語学習のインプットとアウトプット
英語のコミュニケーションに必要なスキルは、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能で、この4つをいかにバランスよく習得していくかがポイントなのですが、この4技能は、インプットとアウトプットに大別されます。

インプット「聞く:リスニング」「読む:リーディング」
アウトプット「話す:スピーキング」「書く:ライティング」

さらに学習スタイルで類別すると、座学と訓練、大きく2つに大別されます。

英語学習のスタイルを知る

座学とは、文法や単語など語彙を覚えること。これは参考書やアプリなどを使って自己学習で完結することができます。

訓練は、覚えた文法や語彙を実際に会話などで使えるようにすること。こちらもある程度自己学習で基礎を固めることは可能ですが、特にアウトプット、「スピーキング、ライティング」の部分は実践が必要となるので、相手が必要ですので、英会話スクールやオンライン英会話などを併用するのがベストです。

この学習のスタイルをもっと簡単に言ってしまえば、自動車の運転やスポーツ、楽器などの技能を身に付けることを想像してみてください。

例えば、車の運転。

車を運転するには、交通法規、車の性能や特性の理解がまず必要ですよね。
ハンドルを右に切れば右に曲がる、アクセルを踏めばスピートが増す、ブレーキを踏めば減速するみたいな知識を習得することから始まります。

この知識は座学で習得できますが、ハンドルをどの程度切ればどの程度曲がるのか?みたいな感覚は実際に車を運転して身体で覚える必要がありますよね。

さらに1回や2回運転してみたぐらいでは、自動車の運転をマスターすることはできません。何度も何度も運転して感覚を身体に覚え込ませる、この部分が訓練になる訳ですが、英語の習得も基本的には同じです。

効果的な英語習得は座学(自己学習)+訓練

敢えて荒っぽい言い方をするならば、

座学で文法や語彙を覚え、その使い方を知識として理解する。
知識として習得した文法、語彙を実践で使えるように身体に覚え込ませる訓練を積む。

この2つの繰り返しながら徐々にレベルを上げていくというのが英語習得の正攻法です。

初級者は何から学習を始めればいいのか?

最初の段階、初級者レベルではどうしても座学の比率が高くなります。
というよりまず知識として覚える、理解するという部分が無ければ訓練が成立しません。

いきなり英会話スクールに通い始め、数か月で撃沈してしまうのは、大抵このパターン。
知識として習得する自己学習の部分を軽視し、いきなり訓練を始めても効率が悪い・・ということは、先の自動車運転の例やスポーツの習得などを考えてみてもらえればわかりますよね。

英会話スクールでももちろん文法や語彙は教えてくれますが、初級者が文法、語彙の習得と英会話の訓練を同時に行うのは無理があります。

ですので、まずは中学3年程度の文法、語彙力を座学、自己学習で覚えるというところから始めましょう。

文法の習得は、学校のテスト対策ではないので、「()内に正しい単語を埋めよ」みたいな感覚の勉強はあまり効果的ではありません。

「文の作り方」という感覚でまずルールを覚え、そのルールにそって自分で言いたい事の文が作れるようにするというのが学習のターゲットです。

英文法+英語フレーズで相乗効果を高めよう!

これは、当サイトのコンセプトでもあるのですが、英語フレーズの習得は即戦力に繋がります。

英文法と合わせて英語フレーズを習得していくという学習スタイルは、「文の作り方」+「これがいいたい!」というポイントを同時に理解し、即戦力を身に付けるという相乗効果が高まります。

もちろん文法力も不可欠なのですが、文の作り方として文法を覚え、実際に自分の言いたい事を文として作れるようになるには、やはり相応の時間がかかるので、並行して英語フレーズを覚え、「これがいいたい!」的な英語フレーズの数を増やしていきましょう。

英文法と英語フレーズを並行して覚えていくと、知識として習得した英文法と単に「これがいいたい!」的に覚えた英語フレーズがある時、突然繋がります。

そこが繋がってくれれば双方の習得に加速がつく上、英語フレーズの習得は同時に語彙力の向上にもつながりますので英文法と英語フレーズの習得の並行は絶対におススメです。

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